E-PACEには、最先端の安全装備とドライバー支援システムが用意されています。歩行者検知機能を含む自動緊急ブレーキシステム(AEB)に加えて、レーンキープアシスト(LKA)、トラフィックサインレコグニション(交通標識認識)、インテリジェントスピードリミッター、ドライバーコンディションモニターなどをステレオカメラの搭載により実現。パーキング・エイド(フロント/リヤ)も標準装備されます。
ステレオカメラは、電動パワーアシストステアリング(EPAS)とリヤレーダーと連携して、ブラインドスポットアシスト機能も作動させます。後方から迫る車両との側面衝突のリスクを低減。さらに、新しいフォワードトラフィックディテクションにより、見通しの悪い交差点を走行時に接近してくる車両を警告。ほかにも、衝突時にボンネット上に展開される歩行者保護エアバッグを用意されます。
内装では、ジャガー初の次世代ヘッドアップディスプレイ(HUD)が見どころ。この先進的なディスプレイは、フロントウィンドウに大きくフルカラーで鮮明に表示されるため、従来よりも投影できる情報が66%増加。走行速度やナビの進行方向といった重要な情報は常時表示され、インフォテインメントや安全性に関する警告や情報も表示されます。
ほかにも、12.3インチのフルカラーデジタルインストルメントパネルと、Meridian社と共同開発された2種類のプレミアムサウンドシステムをオプションで設定。
また、F-PACEで初採用されたアクティビティキーも用意されています。ウォータープルーフ仕様で耐衝撃性に優れるリストバンド型キーがそれで、アクティビティキーで施錠し、メインキーを車内に置いたままランニングやサイクリングなどのアウトドアやレジャーが楽しめるという利点があります。施錠する際は、リストバンドをテールゲートのナンバープレート・サラウンドの上端にかざします。
E-PACEは、まるで体操選手のように、らせん状に270度回転しながら15.3mもロングジャンプをする「barrel roll(バレルロール)」を成功させ、ギネス世界記録を樹立するというど派手な演出でワールドプレミアされました。
ますます激化しているプレミアムコンパクトSUV市場で、デビューイベントのようにインパクトを残せるか注目です。なお、E-PACEの日本での発売時期や価格などはまだアナウンスされていません。
(塚田勝弘)
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