スバルが誇る新型WRX STI/S4の走りのポイントとは?

まず、「WRX STI」では、横浜ゴム製の「アドバン・スポーツV105S」の19インチタイヤ(19インチは純正としてはSUBARU初)を採用。サイズは245/35R19 89Wで、コーナリング時の限界性能を向上、初期応答性の改善が狙いだそうです。

また、マルチモードDCCDを新構造に変更。従来の機械締結の差動制限からトルクカムを廃止し、一体型サンギヤを新設するととともに、全域を電子制御化しています。

これにより状況に応じた差動制限が可能になり、回頭性を向上させたとしています。このあたりは、クローズコースにおいて新旧比較で体感できましたので、別の機会でご報告します。

制動力強化もニュース。ブレンボブレーキを強化し、従来の17インチ2ピース対向4ポット(リヤは2ポット)から、新型は18インチのモノブロック対向6ポット(リヤは2ポット)に変更し、制動力強化、耐フェード性を向上。キャリパー色も黒からイエローに変更。

また、ダンパーやコイルバネ、スタビライザーのセッティングも見直されています。乗り心地もよりフラットライドになり、減衰を利かせた乗り味で、横揺れとフロア上下振動を抑制したとしています。

これにより、従来よりも回頭性を大幅に向上、スラローム通過速度なども若干高まったとしています。

(塚田勝弘)

この記事の著者

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塚田勝弘

1997年3月 ステーションワゴン誌『アクティブビークル』、ミニバン専門誌『ミニバンFREX』の各編集部で編集に携わる。主にワゴン、ミニバン、SUVなどの新車記事を担当。2003年1月『ゲットナビ』編集部の乗り物記事担当。
車、カー用品、自転車などを担当。2005年4月独立し、フリーライター、エディターとして活動中。一般誌、自動車誌、WEB媒体などでミニバン、SUVの新車記事、ミニバンやSUVを使った「楽しみ方の提案」などの取材、執筆、編集を行っている。
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