若かりし頃、コロナH/Tをベースにした「トヨタ1600GT(RT55型)」でスポーツドライビングを楽しむなど、当時からスポーツカー好きで知られる「MORIZO(モリゾウ)」こと、トヨタ自動車社長の豊田章男氏。
歴代社長の中でも、販売を大きく左右する車両デザインへの拘りが人一倍強いそうで、同氏が社長に就任して以降、2012年に「トヨタ86」「現行GS」、2013年に「現行ハリアー」、2014年に「NX」「RC」「MIRAI」、2015年に「現行プリウス」、2016年に「C‐HR」、2017年に「LC」「新型カムリ」などを世に送り出しており、いずれのモデルもそれまでのトヨタ流のデザインから脱し、スポーティ路線へとシフトしていることが如実に見てとれます。
そんなMORIZO氏は社内最上級のテストドライバー、故 成瀬弘氏からドライビングテクニックを学び、ニュルブルクリンク24時間レースに自らドライバーとしても出場。
2014年からは「もっといいクルマづくり」とそれを支える「人づくり」を目的に、「道が人を鍛える。人がクルマをつくる」をテーマに「5大陸走破」プロジェクトをスタートさせており、自身も参加して世界的なプロドライバーに学ぶなど、本格的にドライビング・テクニックを磨いています。