ロールス・ロイス「ドーン・ブラック・バッジ」をアジアプレミア

同車は、ルーフはブラックのキャンバス仕様のみとなっていて、リヤデッキはブラックレザーで仕立てられています。

フロントグリルの上に屹立するマスコットは、「ハイグロス・ブラック・クローム」に変更されていて、さらフロントグリルやトランクリッドフィニッシャー、エキゾーストパイプおよびエアインテークのフィニッシャーにも及んでおり、いずれも専用のクロームサーフェス仕上げになっています。

内装では、高品位のブラックレザーを採用し、マンダリンハイライトによって強調。さらに、夕焼けを彷彿とさせるオレンジハイライトのストリップがキャビンを囲んでいます。

後席では、ロールス・ロイスのパトロンの1人であったサー・マルコム・キャンベルに敬意を表し、「インフィニティ」のロゴをリヤウォーターフォールに美しく刺繍され、より特別な空間に演出。

走りの面では、新たに開発されたエキゾーストシステムがトピックス。「low」ボタンを押すと、ロールス・ロイスの特徴である V12エンジンが中・低音の効いた咆哮を上げるそうです。

エンジンは、6.6Lツインターボ V12 エンジンの柔軟性を活かし、すでに 563 ps の出力を持っていたものを、さらに 30ps上乗せされ、593psにまで向上。1500rpmという低回転域で20Nm増強となる840Nmもの最大トルクも見どころ。

その他、トランスミッションのセッティング見直しや、ステアリングラックも変更されています。また、ブレーキの直径をドーンから1インチ拡大され、制動力が強化されています。

(塚田勝弘)

この記事の著者

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塚田勝弘

1997年3月 ステーションワゴン誌『アクティブビークル』、ミニバン専門誌『ミニバンFREX』の各編集部で編集に携わる。主にワゴン、ミニバン、SUVなどの新車記事を担当。2003年1月『ゲットナビ』編集部の乗り物記事担当。
車、カー用品、自転車などを担当。2005年4月独立し、フリーライター、エディターとして活動中。一般誌、自動車誌、WEB媒体などでミニバン、SUVの新車記事、ミニバンやSUVを使った「楽しみ方の提案」などの取材、執筆、編集を行っている。
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