2300万円のプライスタグにふさわしい「メルセデスAMG GT R」の内・外装の存在感

サイドビューで目を惹くのは超軽量カーボン製の力強いフロントフェンダー。 GT と比べると、前側が46mm増えていて、トレッドの拡大とホイール/タイヤの大型化に対応しています。

フロントフェンダーには独自意匠として、フィンを備えた専用のシグネットリング状のインサートと、エンジンルームからの熱を逃す大型エアアウトレットも設けられています。

 

リヤエンドでは、新型アルミニウム製サイドウォールによってリヤの幅を57mm 拡大することで、20インチホイールへの対応とトレッド拡大に対応。トラクションを向上させるとともに、より高いコーナリングスピードを得ています。

空力性能が徹底追求されたディフューザーのほか、左右のテールランプの間に小さなエアアウトレットを設けることで、リヤサイレンサーが発生する熱をさらに放散しやすくするなどの工夫も盛り込まれています。

また、独自のデザインとして、中央に仕切りを備える大型エグゾーストエンドがリヤの中央に配置されていて、さらにその左右にも、ブラックのエグゾーストエンドを2本のディフューザー内に追加。

内装もモータースポーツの影響を反映したデザインが採用されています。シートは、表面にナッパレザーと「DINAMICAマイクロファイバー」を使った軽量な「AMG スポーツバケットシート」を標準装備。さらに、オプションで「AMG パフォーマンスシート」やイエローシートベルトも設定されています。

ワイドなダッシュボードは、航空機をモチーフとした意匠を踏襲。中央に4つ配されたスポットライト形のエアアウトレット、左右両側のエアアウトレットもこのデザインを強調しています。

「AMG インテリアナイトパッケージ」も標準で用意。パドルシフトやステアリングホイール、ステップカバー、ラゲッジルームバーをハイグロスブラック仕上げとすることで、標準の「AMG インテリアピアノラッカー」との組み合わせにより、スポーツ性を強調。また、「AMG マットカーボンインテリアトリム」もオプション設定されています。

(塚田勝弘)

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この記事の著者

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塚田勝弘

1997年3月 ステーションワゴン誌『アクティブビークル』、ミニバン専門誌『ミニバンFREX』の各編集部で編集に携わる。主にワゴン、ミニバン、SUVなどの新車記事を担当。2003年1月『ゲットナビ』編集部の乗り物記事担当。
車、カー用品、自転車などを担当。2005年4月独立し、フリーライター、エディターとして活動中。一般誌、自動車誌、WEB媒体などでミニバン、SUVの新車記事、ミニバンやSUVを使った「楽しみ方の提案」などの取材、執筆、編集を行っている。
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