スバルが北海道・美深試験場に高度運転支援技術テストコースを新設。アイサイト技術を強化へ

SUBARUは、北海道のスバル研究実験センター美深試験場を改修し、約30億円の設備投資額をかけて「高速道路の分合流」など運転支援技術の開発に向けたテストコースを新設すると発表しました。

同社では、新設のテストコースを2017年下期に運用を開始して、セールスポイントのひとつである運転支援システム「アイサイト」の高度化に向けた技術開発に活用する考えです。

SUBARUの美深試験場は、もともとは1995年に冬季雪上試験の開発拠点として開設された施設。総敷地面積361ヘクタールの中に、寒冷地走行試験のためのコースや、高速走行路・ハンドリング路などが設けられた同社有数のテスト施設です。

新設されるテストコースには「高速道路のカーブ」「高速道路の分合流」「市街地を想定した交差点」のほか「北米のフリーウェイを模した路面」などを備えており、「アイサイト」技術の強化にとどまらず、将来の自動運転に向けた技術開発も可能な施設になっています。

SUBARUの「アイサイト」技術は、「SUBARUブランド」を特徴付ける技術で、同社は運転支援システム「アイサイト」を強化するために美深試験場に新テストコースの整備を進めたものと見られます。

(山内 博・画像:SUBARU)