450ps/600Nmを誇る新型アウディRS5クーペの受注がスタート。価格は1257万円

2017年3月のジュネーブモーターで初披露されたアウディRS5クーペの受注が、6月21日から開始されました。ベースのA5クーペはデザインに惚れて指名する人が多いそうで、RS5クーペはスタイリングと速さを兼ね備えた、美しきハイパフォーマンスモデルといったところでしょう。

RS5クーペを手がけるのは、ほかのR8やRS6などと同じようにハイエンドスポーツモデルを手がける「Audi Sport GmbH」。

注目のエンジンは、新開発となる2.9L V6 ツインターボで、先代の4.2L V8からの典型的なダウンサイジングではありますが、最近のアウディ流で言えば「ライトサイジング」エンジンといえるかもしれません。

最高出力は331kW(450ps)、最大トルクは先代からじつに170Nmも増強され、600Nmに到達。なお、アウディS4に搭載されている3.0L V6ターボは354ps/500Nmですから、上級モデルにふさわしい動力性能が与えられています。

トランスミッションはトルコン付の8 速ティプトロニックで、駆動方式はももちろん「quattro」フルタイム4WDシステム。450ps/600Nmの3.0L V6ツインターボとクワトロにより、0-100km/h加速は3.9 秒、最高速度は280km/hに達するそうです。

一方で、アウディ独自の燃焼方式で、アトキンソンサイクルの一種であるBサイクルエンジンは、「NEDC(新欧州ドライビングサイクル)」で100km走行あたり8.7L(11.5km/L)の低燃費を実現。

フロントサスペンションは先代からの改良型となる5リンク式となり、リヤはトラペゾイダルから5リンク式に変更されています。スポーティな走りと俊敏なハンドリングが得られているそうで、快適性も大幅に向上したそう。

さらに、「DRC(ダイナミック・ライド・コントロール)」付スポーツサスペンションプラスや、状況に応じて走行特性を調整できる「アウディドライブセレクト」も標準装備されています。

この記事の著者

塚田勝弘 近影

塚田勝弘

1997年3月 ステーションワゴン誌『アクティブビークル』、ミニバン専門誌『ミニバンFREX』の各編集部で編集に携わる。主にワゴン、ミニバン、SUVなどの新車記事を担当。2003年1月『ゲットナビ』編集部の乗り物記事担当。
車、カー用品、自転車などを担当。2005年4月独立し、フリーライター、エディターとして活動中。一般誌、自動車誌、WEB媒体などでミニバン、SUVの新車記事、ミニバンやSUVを使った「楽しみ方の提案」などの取材、執筆、編集を行っている。
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