ハイパワー・ターボエンジンを積んだスポーツセダン「スバルWRX S4」と、スポーツツアラー「スバル・レヴォーグ」が2017年夏の商品改良(マイナーチェンジ)において、追従性能を進化させたアダプティブクルーズコントロール(ACC)機能を手に入れることが明らかとなりました。
『アイサイト・ツーリングアシスト』と名付けられた機能がそれで、簡単にいうと「0~120km/hの速度において前走車に追従したクルーズコントロールが可能となり、さらに全域で車線中央維持のステアリングアシストが作動する」というものです。
ステレオカメラを使ったプリクラッシュセーフティシステム「アイサイト」は、ACCについてもいちはやく渋滞対応するなどしていましたし、車線中央維持も実現していましたが、これまでの条件は「0~100km/hの速度域での追従と60km/h以上での車線中央維持機能」でした。
ACCで設定できる速度域が上がり、車線中央維持も全域で対応となったことが進化ポイントというわけです。こう聞くと、いままで抑えていた能力を市場のニーズに合わせて解放しただけのようにも見えますが、そういうわけではありません。