悪路を走破できる逞しさとスタイリッシュなルックスで人気を集めるSUV。各メーカーから様々なモデルが販売されていますが、とりわけ人気の高い「トヨタ・C-HR」や「ホンダ・ヴェゼル」の場合、新車価格は200万円を超えてしまいます。
もっとリーズナブルなモデルもありますが、ボディサイズが小さいなど実用面で心もとないのも事実。そこで注目したいのが認定中古のSUV。少々古いですが、保証やメンテナンスが充実しているほか、悪路走破性やデザインの良さはいまなお現役です。
■マツダ・CX-5
2012年に登場し、2017年に二代目へ進化を遂げた「CX-5」。凛とした佇まいが目を引く魂動デザインのほか、大トルクによる身のこなしの軽さと低燃費が魅力のディーゼルエンジンを搭載し、マツダのブランドだけでなくSUVの人気にも火をつけた一台であります。
最新テクノロジーを市販モデルに素早く展開することを方針とすることもあって、内装の仕立てがガラリと変わり、自慢のディーゼルエンジンの静粛性を向上させるなど、細かなアップデートが行なわれたとはいえ、初期モデルでも実力は十分で狙い目です。
■日産・エクストレイル
2013年に登場した現行型は、曲線的なボディを着せることで都会的なスタイリッシュさを演出。さらに直近のマイナーチェンジでデザインはより洗練され、「プロパイロット」が搭載されるなど、シティユースの比率はいっそう高まっています。
現行モデルにも踏襲されている防水加工インテリアや4WDを備えつつ、直線基調の武骨なボディを纏った先代「エクストレイル」が手頃な価格になっています。「土煙を上げて悪路を突き進む、あの武骨さがよかったのに…」と思っていた方にとっては朗報ではないでしょうか。ちなみに、エンジンは2.0Lと2.5Lのガソリンエンジンだけでなく、2.0Lのディーゼルもラインナップされています。
■トヨタ・ヴァンガード
小洒落たSUVの筆頭といえば「ハリアー」ですが、同様にアクティブとラグジュアリーをコンセプトに開発されたのが「ヴァンガード」です。曲線で構成された艶めかしいボディは全長:4570mmですが、2列シート(乗車定員5人)のほか、3列シート装備の7人乗りも用意されていました。搭載するエンジンは2.4L 直4と3.5L V6の2種類。駆動方式はFFと4WDが用意されています。
(今 総一郎)
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