「1997年SRS(鈴鹿レーシングスクール)に入校してから20年、ずっとホンダと歩んできた」という佐藤琢磨選手。ここでホンダの八郷隆弘社長がステージに登場します。
「本当におめでとうございます。ありがとうございました」と祝辞と謝意を述べる八郷社長。シーズン前に佐藤琢磨選手と会った際に、今シーズンはぜひ勝利をと話していたそうですが、その一勝がインディ500という大舞台で叶って、とても嬉しいと素直に喜びを表します。
そして、ステージ上に隠されていたホンダNSXの模型を手に取ると、「インディ500の優勝を記念して、佐藤琢磨選手も開発に関わってくれたNSXをお贈りします」と佐藤琢磨選手に手渡します。まさか模型のプレゼント? と会場がシーンとすると、すかさず「もちろん、実車ですよ」と八郷社長。これには、佐藤琢磨選手も破顔一笑です。
インディ500の優勝賞金として約2億7000万円を獲得した(実際はチームとわけるそうです)佐藤琢磨選手は、新しい愛車としてNSXも手に入れたのです。
(写真:門真 俊 文:山本晋也)