技術世界一を目指した8代目、R32スカイラインの「超感覚」とは?【スカイライン60周年記念】

1989年5月に登場した8代目R32スカイラインの宣伝コピーは、「超感覚スカイライン」。

ボディはロングノーズとコンパクトなキャビン、そしてリア丸目4灯が特徴で、4ドアスポーツセダンと2ドアスポーツクーペだけの設定でした。

全長の短縮と軽量化によって取り回しを改善するとともに、ボディ剛性を高めて当時最先端の4輪マルチリンクサスペンションを採用。更に4WSでは、逆位相転舵を追加したスーパーハイキャスを搭載して、ハンドリング性能の飛躍的な向上を成し遂げました。

GT系のエンジンは、2L直6のRB20でOHCとDOHC、DOHCターボの3種類を用意。ただRB20は低回転域でのトルクの薄さが泣き所で、マイナーチェンジの際にはDOHC2.5Lを加えて弱味を補填しています。ちなみに歴代続いていたNA直4エンジンは、R32が最後の搭載となりました。

R32スカイラインの一番人気は、DOHCターボを搭載した「GTS-tタイプM」。901運動によって抜群の走行性能を備え、「とんでもないが、とんでもいい」という超感覚ドライビングを実現したクルマだったのです。