日産のパワーアップ攻勢は、更に続きます。RSからほどなく、FJ20にターボを装着したターボRSを追加。最高出力でGT-Rを上回る190psを発揮したため「史上最強のスカイライン」を襲名しました。
また当時の日産はレースに熱心でした。シルエットフォーミュラでアフターファイヤーを吹き上げる「日産ターボ軍団」は、シルビア/ガゼールもブルーバードも、そして赤黒ツートンのスカイラインターボRSも本当にカッコ良かった~っ!
マイナーチェンジでは、ターボRSにグリルレスと薄型ヘッドライトの強面マスクを採用。そこから付いたあだ名が「鉄仮面」。その後もインタークーラーを装備して205psにパワーアップするなど、硬派路線を突き進みました。
一方トヨタ・ソアラなどのブレークによって、ミドルクラスのスカイラインにも高級化のニーズが押し寄せており、モデル後期には内装が豪華なラグジュアリー仕様も展開していました。
(星崎 俊浩)
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