ロールスロイスのSUVモデルがスクープされるなど、ますますの市場が拡大しているのがSUVです。従来のクロスカントリーモデルとは一線を画する現代のSUVは、さまざまな用途で使われるモデルが多くなっています。なかでもオンロードをおもな舞台としているSUV、それも高級志向のプレミアムモデルも数多く見られるようになってきました。

ブリヂストンではそうしたプレミアムSUVをターゲットとしたSUV用タイヤブランドとして「ALENZA(アレンザ)」を立ち上げました。従来、ブリヂストンが展開してきたSUV用タイヤブランドは「DUELER・デューラー」はクロスカントリー走行を重視したブランドでしたが、アレンザはプレミアムSUVでの使用を名にしたブランドで、国内のみならずグローバルで展開されることになっています。
その「ALENZA(アレンザ)」の第一弾として発売されたのが「ALENZA001(アレンザ・ゼロゼロワン)」です。発売サイズは215/65R16 98H〜315/35R20 110Y XLまでの34サイズで、すべてメーカー希望小売価格が設定されています。

構造面ではタイヤ骨格部分をベルト補強材やベルト端補強材などを採用した重構造として、高いケース剛性を実現しています。また、パターンはマルチラウンドブロックのパターンとしたことでウェットグリップを向上。ブロック端部を丸めた構造とすることで、ブレーキング時のフラットな接地を実現し、高い制動性能を確保しています。

コンパウンドは分子構造を操る独自技術を生かしシリカを分散配合、シリカ同士の擦れ合いによる発熱を抑制し転がり抵抗を低減しつつ、。耐久性は従来なみを確保しています。3D-M字サイプを採用したパターンには、ブレーキング時のブロックの倒れこみを抑え高い耐摩耗性を実現しています。

(諸星陽一)