アダプティブクルーズコントロールや衝突回避・被害軽減ブレーキなどにとって、センサー類の汚れは機能不全に陥る可能性がある「天敵」。フロントウインドウにカメラやレーダーなどのセンサー類を配置するのは、ワイパーが届く範囲であり、汚れを防ぐことができるという意味もあります。
ヴァレオが人とくるまのテクノロジー展で展示した「センサークリーニング」は、すでに自動車メーカーからも引き合いがあるそうで、既存のフロントウインドウ用の洗浄液(ウォッシャー液)を使うシステム。
フロントカメラをはじめ、サラウンドビューカメラ、リヤカメラ、レーザー(スキャナー)などといったあらゆるセンサーをクリーニングできるそうで、洗浄液の使用量も抑制することで、安全性と経済性を両立しているそうです。汚れを検知し、自動的にクリーニングしてくれればドライバーも安心してこうした安全運転できそうですし、自動運転時代には必須装備になりそうです。
(文/写真 塚田勝弘)