この春乗り換えたい、高コスパな旬のクルマ・ベスト5【2017年版】

■ボルボ・V90

1998年までラインアップされていたボルボのフラッグシップステーションワゴンのボルボ・V90。18年振りに、2017年2月に現行型となる2代目V90が登場しました。

ボルボ・V90は、XC90で採用している将来の電動化やコネクティビティ自動運転を見据えて開発された次世代プラットフォームのSPAを搭載し、独自のインフォテイメントシステムなどでスウェーディッシュ・ラグジュアリーを実現しています。

V90に搭載されるエンジンはドライブ-eと呼ばれる2L直列4気筒ガソリンターボをはじめ、2L直列4気筒ターボ+スーパーチャージャー。そして秋に導入予定のプラグインハイブリッドの3種類を用意し、ミッションは全車8速ATが組み合わされます。

安全装備では自動運転レベル2となるパイロット・アシストを標準装備。これはステアリング操作を機械が行い、車線の中央を走行できるようにサポートする運転支援システムです。車両本体価格は664万〜899万円となっています。

■BMW・5シリーズ

世界累計販売台数が800万台を超え、最も成功しているビジネス・セダンがBMW・5シリーズです。2017年1月にフルモデルチェンジを行い、7代目となる現行型BMW5シリーズが登場しました。

現行型BMW・5シリーズはアルミニウムやマグネシウム合金などを積極的に使用し、先代モデルと比べて約80kgの軽量化を実現。さらに2L直列4気筒ターボをはじめ、2L直列4気筒ディーゼルターボ、3L直列6気筒ターボ。加えて2L直列4気筒ターボエンジン+モーターを組み合わせたプラグインハイブリッドシステム(PHV)など、多彩なパワーユニットを用意しています。

PHVは最長50kmまでのEV走行が可能で、また2L直列4気筒ディーゼルターボは8速ATと組み合わされJC08モードで21.5km/Lという優れた燃費性能を発揮します。駆動方式はFRを中心に、Xドライブという電子制御4WDシステムを採用しています。

安全装備では2つのステレオカメラをはじめ、ミリ波レーダーを前後に合計5基装備し、部分自動運転を可能としています。5シリーズの車両本体価格は599万〜1017万円です。

(萩原文博)

この記事の著者

萩原 文博 近影

萩原 文博

車好きの家庭教師の影響で、中学生の時に車好きが開花。その後高校生になるとOPTIONと中古車情報誌を買い、免許証もないのに悪友と一緒にチューニングを妄想する日々を過ごしました。高校3年の受験直前に東京オートサロンを初体験。
そして大学在学中に読みふけった中古車情報誌の編集部にアルバイトとして働き業界デビュー。その後、10年会社員を務めて、2006年からフリーランスとなりました。元々編集者なので、車の魅力だけでなく、車に関する情報を伝えられるように日々活動しています!
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