FCV「ホンダ・クラリティ」のタクシー運用開始!6月末をめどに全6台を投入予定

日経新聞によると、今回タクシーとして同車が投入されるのは帝都自動車交通と仙台タクシーが各2台、大宮自動車と日野交通が各1台の計6台。

クラリティ フューエル セルは昨年3月から国内自治体などにリース販売しており、一般のタクシー利用者に同車の乗り心地を体験してもらうことで、日米などで年内に予定している同車のPHV、EVバージョンを含めた一般販売に繋げたい考えのようです。

ちなみに17kWhのバッテリーを搭載するPHVバージョンでは、ミドルサイズのPHVで最長となる約64km以上のEV走行が可能で、満充電までの時間は240Vで2.5時間。

高効率の1.5Lアトキンソンサイクルエンジンとの組み合わせにより、ガソリンと電気による航続距離は531km以上となっています。

またEVバージョンは電力量25.5kWhのバッテリーを搭載。航続距離は約128km以上で、満充電までの時間は240Vで3時間強。急速充電器を使えば30分で80%の充電が可能とか。

このように、ホンダはFCV、PHV、EVの3バージョンを同一車体で構成しており、タクシー業界へのFCV投入に加え、今後ホンダが展開する「クラリティ」シリーズの一般向け販売についても大いに注目を集めそうです。

Avanti Yasunori・画像:HONDA)

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Avanti Yasunori

大手自動車会社で人生長きに渡って自動車開発に携わった後、2011年5月から「clicccar」で新車に関する話題や速報を中心に執筆をスタート、現在に至る。幼少の頃から根っからの車好きで、免許取得後10台以上の車を乗り継ぐが、中でもソレックスキャブ搭載のヤマハ製2T‐Gエンジンを積むTA22型「セリカ 1600GTV」は、色々と手を入れていたこともあり、思い出深い一台となっている。
趣味は楽器演奏で、エレキギターやアンプ、エフェクター等の収集癖を持つ。
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