日経新聞によると、今回タクシーとして同車が投入されるのは帝都自動車交通と仙台タクシーが各2台、大宮自動車と日野交通が各1台の計6台。
クラリティ フューエル セルは昨年3月から国内自治体などにリース販売しており、一般のタクシー利用者に同車の乗り心地を体験してもらうことで、日米などで年内に予定している同車のPHV、EVバージョンを含めた一般販売に繋げたい考えのようです。
ちなみに17kWhのバッテリーを搭載するPHVバージョンでは、ミドルサイズのPHVで最長となる約64km以上のEV走行が可能で、満充電までの時間は240Vで2.5時間。
高効率の1.5Lアトキンソンサイクルエンジンとの組み合わせにより、ガソリンと電気による航続距離は531km以上となっています。
またEVバージョンは電力量25.5kWhのバッテリーを搭載。航続距離は約128km以上で、満充電までの時間は240Vで3時間強。急速充電器を使えば30分で80%の充電が可能とか。
このように、ホンダはFCV、PHV、EVの3バージョンを同一車体で構成しており、タクシー業界へのFCV投入に加え、今後ホンダが展開する「クラリティ」シリーズの一般向け販売についても大いに注目を集めそうです。
(Avanti Yasunori・画像:HONDA)
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ホンダ クラリティ フューエルセル
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