全日本F3選手権鈴鹿ラウンドは、高星明誠選手が2戦連続の完全勝利!

4月22~23日、鈴鹿サーキットで開催のスーパーフォーミュラー開幕戦と併催された全日本F3選手権第4戦及び第5戦の鈴鹿ラウンド。

このF3レースを2戦連続で完全勝利したのが高星明誠選手。

高星明誠選手は22日に行われた予選では第4戦、第5戦ともにポールポジションを獲得。特に第4戦の予選タイムは前人未到の1分51秒切り!1分50秒999というコースレコードを叩き出します。

22日の夕方に行われた第4戦では、ポールポジションからすんなりとホールショットで早くもトップ快走の独走態勢。

予選5番手だったアレックス・パロウ選手がスタートで2番手まで大きくジャンプアップし高星選手を猛追しますが、ファステストラップを連発する高星選手に追いつくことはかないません。

高星選手はこの第4戦でポールtoフィニッシュにファステストラップを加えた12ポイントという最高得点を獲得する完全勝利を手にしました。

翌23日のスーパーフォーミュラー開幕戦終了後に行われた第5戦。先述の通りここでもポールポジションからのスタート。

しかし、スタートを最高のカタチで決めたのは予選2番手だった大津弘樹選手。第1コーナーまでに高星選手を抜いてトップに浮上します。ここからが高星選手の試練。

速さは高星選手に分があるものの、抜きにかかろうとすれば大津選手の上手いディフェンスでなかなか前に出ることが出来ません。が、徐々に差が詰まっていくことは明らか。

しかし抜きあぐねている間に予選4番手だったアレックス・パロウ選手が大津選手、高星選手の背後に迫ってきます。

3台がもつれ合うように進む中、7周目の最終コーナーでスリップストリームについていた高星選手は、8周目の第1コーナーで大津選手をアウトから抜き去りトップに浮上!

そこから一気に逃げ切り、2位に5秒以上の差をつけての優勝を手に入れました。このレースもポールtoフィニッシュにファステストラップを加えた12ポイントという最高得点を獲得する完全勝利を手にしました。

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2017シーズンで5戦開催中4勝を上げランキングトップ独走の高星選手。今年のF3は高星選手を軸に進んでいきそうな雰囲気が予感が漂います。

(写真・文:松永和浩)

この記事の著者

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松永 和浩

1966年丙午生まれ。東京都出身。大学では教育学部なのに電機関連会社で電気工事の現場監督や電気自動車用充電インフラの開発などを担当する会社員から紆余曲折を経て、自動車メディアでライターやフォトグラファーとして活動することになって現在に至ります。
3年に2台のペースで中古車を買い替える中古車マニア。中古車をいかに安く手に入れ、手間をかけずに長く乗るかということばかり考えています。
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