エキシビションのカートレースでもプロはガチンコ!お台場カートGPレポート・その1【モータースポーツジャパン2017】

4月14日・15日の2日間にわたって、東京・お台場で「モータスポーツジャパン フェスティバル・イン・お台場」が開催されました。今年も様々なイベントや各カテゴリーのレーシングカーのデモンストレーション走行が繰り広げられました。

一日のイベントの最後を締めくくるのはメーカー対抗のカートレース大会「お台場カートグランプリ」。

参戦カテゴリーに関係なく、プロドライバーがカートで対決するエキシビジョンレースなのですが、スーパーGTやスーパーフォーミュラーのチャンピオンを始め、全日本ラリーチャンピオンなど、参戦するのは各カテゴリーを勝ち抜いてきたそうそうたる「負けず嫌い」の集まりです。

このレースのルールは、各メーカーに縁の深いドライバーが3人一組でチームとなり、会場の特設コースをレーシングカートで15周して最も速かったチームの勝ちです。

レースは2ヒート制で行われ、全員参加(乗車)義務があります。各者の周回数は指定がありませんが、ピットインの際には交代する(これから乗る)ドライバーが積み木を25cmまで積み上げてからしか乗り込めない、といったゲーム要素も含まれています。

2ヒート目のスタート順は1ヒート目の結果を元にリバースグリッドとなります。2レースの総合成績で優勝が決定されます。 ドライバーさん達は皆朗らかな表情ですが、予選ドライバーが車に乗り込んだ時からは…誰も勝つことしか考えていません。

予選では、スーパーGTのGT500クラスに参戦と並行してカートレースにも参戦中の佐々木大樹選手が「現役」の走りを見せ、ポールポジションを獲得します。

2位はホンダですが、審議が入りました。アタックの際、1コーナーをショートカット(確信犯)したにもかかわらず、まさかの2位というかなり恥ずかしい結果。周囲も同情し(!?)、そのままの位置からスタート。

以下、スバル、トヨタとなり、15周の熱く、大人気ない戦いの火ぶたが切って落とされました。