ピタリと身体をサポートしてくれるシートと4点式シートベルトを締めてスタートした瞬間、電動車両らしい強烈な加速Gとともにスムーズに発進します。
そのまま1コーナーに突入。フロントは1輪ではなく2輪ですが、リヤよりもトレッドが狭く見えますので、コーナーをちゃんと曲がれるのか? 盛大なロールに襲われるのでは? という不安がよぎります。
しかし、あっけなく、しかも安定した姿勢のままコーナーをクリア。足まわりは前後ともにダブルウィッシュボーンで、ウィリアムズの高い技術も後押ししているのでしょうが、思ったよりも普通に走るという印象です。
あくまで同乗走行ではありますが、EVスポーツスポーツカーとしてパッケージングや安全面などがクリアできれば市販化も夢物語ではなさそう。
なお、インホイールモーターの課題のひとつである、バネ下重量が重くなることによる乗り心地の悪化は、良好な路面であるサーキットではありますが、ほとんど気になりませんでした。
(文/塚田勝弘 写真/小林和久、日産自動車)
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