【新型スバルXV試乗】内外装の樹脂パーツに共通するひし形のシボがプロテクション感を演出

スタンダード状態(ルーフレール未装着)での全高が1550mmと、都市型SUVに仕上げられたSUBARU XV。

それでいて、フェンダーやバンパーコーナーを守る樹脂パーツによるクラッディングがタフなイメージを強めていることが、スタイリングのアクセントとなっているのは見ての通りです。

新色の「クールグレーカーキ」とのコントラストも見事で、クルマのキャラクターにマッチしている樹脂パーツ。その表面にはひし形を重ねたようなシボ(模様)が付けられています。目を近づけていったときに見せる立体感は、車格を上げて感じさせるのではないでしょうか。

そして、このシボはフェンダー部分を守るクラッディングに限った模様ではありません。

テールゲートを開けて、ラゲッジルームを確認してみると、ちょうど荷物などで傷つきやすい箇所に、同じシボの入った樹脂パーツが確認できます。

まさに、ボディを守るという意味を込めたシボであり、こうした内外装を区別しない共通性もまた、SUBARU XVのクロスオーバーSUVとしてのデザイン性を、さり気なく示しています。

なお、トランクスペースは先代モデルから+5リッターほど容量アップした385リッター。ゴルフバッグ3個を後方視界を犠牲にすることなく収納できるというゼロ次安全を考慮した積載性となっているのも、スバルらしい機能性といえそうです。

●SUBARU XV 2.0i-S EyeSight 主要スペック
車両型式:DBA-GT7
全長:4465mm
全幅:1800mm
全高:1595mm(ルーフレール装着車)
ホイールベース:2670mm
車両重量:1440kg
乗車定員:5名
エンジン型式:FB20
エンジン形式:水平対向4気筒DOHCガソリン直噴
総排気量:1995cc
最高出力:113kW(154PS)/6000rpm
最大トルク:196Nm(20.0kg-m)/4000rpm
変速装置:CVT
燃料消費率:16.0km/L (JC08モード)
タイヤサイズ:225/55R18
メーカー希望小売価格(税込):267万8400円
※ルーフレールとシャークフィンアンテナのメーカーオプションは5万4000円

(写真:SUBARU/門真 俊 文:山本晋也)

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この記事の著者

山本晋也 近影

山本晋也

日産スカイラインGT-Rやホンダ・ドリームCB750FOURと同じ年に誕生。20世紀に自動車メディア界に飛び込み、2010年代後半からは自動車コラムニストとして活動しています。モビリティの未来に興味津々ですが、昔から「歴史は繰り返す」というように過去と未来をつなぐ視点から自動車業界を俯瞰的に見ることを意識しています。
個人ブログ『クルマのミライ NEWS』でも情報発信中。2019年に大型二輪免許を取得、リターンライダーとして二輪の魅力を再発見している日々です。
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