大小、タイプが多様なキャンピングカーは、「何人でどんな使い方をするのか?」という想定が非常に重要です。大型のバスコンでも購入できる予算と駐車場所、道路環境、運転技量があれば「大は小を兼ねる」わけですが、そう簡単にはいきません。
「旅に出かける人数」で最も多かったのが「夫婦2人旅」が56%。つぎに「夫婦+子ども達」が26.4%と続いています。以前よりも増えているのが「おひとり様(オーナー1人)」だそうで、「キャンピングカー白書」による調査の6.2%から9.3%まで高くなっているとのこと。
旅の目的地のトップは、「行ってみたい観光地が中心」で38.6%とダントツのトップ。つぎに「旅行日数次第で計画を立てる」が21.1%、「季節に応じて計画を立てる」が14.6%で続いています。
キャンピングカーの普及にひと役買っているのが、「RVパーク」の全国的な広まりで、2017年4月17日時点で日本RV協会(JRVA)によると、全国に86カ所のRVパークがあり、「湯YOUパーク」は130カ所あります。
こうした施設の充実により「キャンピングカーで出かけても必ずしも車中泊にはこだわらない」という意外なアンケート結果も出ています。
私もキャンピングカーショーで各ビルダーの方にお話を伺うと、旦那は車中泊、奥さんはホテルや旅館で泊まるというケースや、全泊を車中泊にせずに旅館やホテルも泊まるという場合が多いそうです。
今回のアンケート結果では、車中泊にせずに旅館やホテルも泊まることが「ごくまれにある」が27.3%、「時々ある」が11.9%、「よくある」は5.1%とまだ少数派ですが、車中泊と宿泊施設の臨機応変な使い分けが浸透しつつあるようです。
(文/写真 塚田勝弘)