2017年の上海モーターショーにおいて、アウディがEVの次世代アーキテクチャを示すコンセプトカー「アウディ e-tron スポーツバック コンセプト」を世界初公開します。
床一面に敷き詰められたバッテリーの総電力量は95kWh、航続距離500kmを目指したもの。前後独立して置かれた駆動モーターのトータル出力は瞬間最大値で370kW(通常最高出力320kW)というパワフルさ。まさにアウディという4WDのプレミアムブランドに相応しい内容といえそうです。
しかも、この電動システムはコンセプトカーに限ったものではなく、これからのアウディが目指す電動車両の基礎となるアーキテクチャを示しているというのが注目でしょう。
スタイリングでも、流行のクーペSUVとしての新しい解釈を示している「アウディ e-tron スポーツバック コンセプト」、OLED(有機エレクトロルミネッセンス)を使った新しいヘッドライトも、市販車への展開が期待される新テクノロジーです。
(山本晋也)