免許があれば所有しなくても海を楽しめるYAMAHA Sea-Styleの魅力は?

海での遊びといえば、海水浴や潮干狩りもありますが、ボートを使えばその幅は大きく広がります。

船舶免許は比較的簡単に10万円弱くらいの費用と、1〜3日の期間で取得することができ、現在日本では340万人が持っているそうです。けれど、船を買うとなると数百万円以上の初期費用と係留やメンテナンスにとてもコストがかかりそうなイメージです。

そこで、日本におけるボートのシェアナンバーワンで、マリンレジャーの牽引役となっているヤマハ発動機では、「YAMAHA Sea-Style」を用意しています。

これは簡単に言うとボートシェアリングシステムといったところ。船を所有せずに借りることで、手軽にボートに乗ることができるわけです。

レンタル料(保険を含む)と燃料代だけで楽しむことができ、ボートを買って維持する費用が必要ないだけではありません。通常自分の所有するボートは、留めているマリーナなどを拠点にするのが基本です。しかし、Sea-Styleは北海道から沖縄、海外まで含め、約140カ所を拠点とすることができるので、冷たい海流の魚を釣ったり、南の海でマリンレジャーを楽しんだりできるのです。

それだけではありません。釣りに適した船やスポーツボートなど、目的やシチュエーションに合わせた船を選ぶことができます。船の複数所有となると相当にハードル上がりますからね。

今回、新たに配備されたAR240に体験試乗をさせてもらいました。季節は春。海から眺める満開の桜は初めての経験です。なんでもこの時期、お花見目的で船をレンタルする人も多いとか。

AR240は180psの1.8リッターエンジンを2基搭載し、ジェット推進で進むタイプのボートです。のんびりも走れますがスピードを出して水の上を滑るように、または飛ぶように走るのがその醍醐味。

速度は70km/h程度で走ってもらいましたが、クルマでいえば200km/hくらい出ているような緊張感と、コーナーリングではバイクのように内側に傾いて曲がっていくのが迫力満点です。

モノレールと並走しながら羽田空港沖に少しだけ停泊。着陸する旅客機を真下から眺めるという非日常を楽しみました。

インパネやシート類なども、スポーティでスーパーカーのような雰囲気です。

  

このスポーツボートのAR240を買うとなると900万円以上かかりますが、平日3時間の使用では1万7500円〜で乗ることができます。

例えばお安めのボートAS-21を休日3時間使って1万2300円、燃料代が5000円とすれば、合計1万7300円。5人で乗ったとすると、1人あたりは3400円となります。ちょっとしたレジャー施設に入るよりも安く遊べますね。

こんな便利なYAMAHA Sea-Style、入会金は2万1600円、月会費は3240円です。ほとんどの月極駐車場代より安いんじゃないでしょうか? これに船を借りるたびの利用料と燃料費がかかってきますが、十分手が届く範囲じゃないでしょうか?

釣りアイドルの晴山由梨さんもオススメしてます!

(文・写真:clicccar編集長 小林 和久)

【関連リンク】
YAMAHA Sea-Style https://sea-style.yamaha-motor.co.jp

この記事の著者

小林和久 近影

小林和久

子供の頃から自動車に興味を持ち、それを作る側になりたくて工学部に進み、某自動車部品メーカへの就職を決めかけていたのに広い視野で車が見られなくなりそうだと思い辞退。他業界へ就職するも、働き出すと出身学部や理系や文系など関係ないと思い、出版社である三栄書房へ。
その後、硬め柔らかめ色々な自動車雑誌を(たらい回しに?)経たおかげで、広く(浅く?)車の知識が身に付くことに。2010年12月のクリッカー「創刊」より編集長を務めた。大きい、小さい、速い、遅いなど極端な車がホントは好き。
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