スバルSUVラインナップの中心モデルといえる「SUBARU XV」がフルモデルチェンジしました。すべてにおいて新しくなったプラットフォーム「SUBARU GLOBAL PLATFORM」は、走りを磨いただけではなく、衝突安全性能についても高いレベルに達しています。
その証拠に、新型SUBARU XVは、国土交通省と独立行政法人 自動車事故対策機構による安全性能を比較評価する自動車アセスメント(JNCAP)において、過去最高得点となる199.7点を記録したというのです。現在の新・総合評価は208点満点ですから、ほとんどマイナス評価がないほどの安全性能を持っているというわけです。
前述した新世代プラットフォームによる衝撃吸収性能の向上、運転席SRSニーエアバッグを新採用したほか、デュアルSRSエアバッグ、SRSサイドエアバッグ+SRSカーテンエアバッグといった合計7つのエアバッグを標準装備していることなども、こうした高得点につながっています。
得点の内訳は次の通り。
乗員保護:95.02点(満点100.0)
歩行者保護:96.07点(同100.0)
PSBR:8.0点(同8.0)
ちなみに、JNCAPの新・総合評価を受けたクルマでXVに続く成績を上げているのは、トヨタ・クラウンの189.7点、三菱アウトランダーの184.6点といったところ。点数の差からも圧倒的なトップ評価であることがわかるでしょう。
なお、PSBRとは「パッセンジャーシートベルトリマインダー」のことで、ドライバー以外の乗員がシートベルトを装着しているかを示す装置の装備条件や作動条件によって評価するというものです。
そもそも、ステレオカメラによる「アイサイト」という実績のあるプリクラッシュセーフティシステムを搭載しているSUBARU XVですから「ぶつかる」ようなケースは少ないと予想されますが、万が一の事故においても高い安全性能を有しているというわけです。
(写真:小林和久 イラスト:SUBARU 文:山本晋也)
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