スバル・ジャスティは、1984年2月に軽自動車のスバル・レックスをベースにしたリッタカーとして登場しました。3ドアと5ドアハッチバックを設定し、駆動方式はFFとスイッチで切り替え可能なパートタイム4WDを用意していました。
1985年10月に「火の玉ボーイ」というキャッチコピーのついた1.2L直3SOHCエンジンを追加。吸気2バルブ、排気1バルブの3バルブ機構を採用し、最高出力73ps、最大トルク10kg-mを発生。当時ホットハッチの1台に挙げられていました。
1987年には量産車世界初となるベルト式変速機ECVTを採用。海外では高い燃費性能によって高評価でしたが、国内では同じクラスのAT車より高価になるなど、ビジネス的には厳しく、1994年に初代ジャスティは生産終了となりました。
日本国内では2016年に約22年ぶりに2代目のジャスティが登場。ダイハツ・トールのOEM供給車で、初代ジャスティとは異なりハイトワゴンとなっています。
ちなみに、ジャスティは初代が国内生産終了後も、海外では2~3代目がスズキのスイフト・イグニス、4代目はダイハツブーンをOEM供給して販売していました。
(萩原文博)