ナビがなくても「ETC2.0」の料金割引が利用できるETC車載器をパナソニックが発売

この新しい高速道路料金割引は、まず2016年4月から首都圏の圏央道の料金水準が約2割引となるもので、今後の予定では渋滞時をはじめ、事故や災害時、給油目的でなどで高速道路を一時的に退出し、再進入した場合でも退出せずに連続して走行した際の料金とみなされるようになります。

パナソニックが今年の3月から発売したGPS付きETC2.0車載器「CY-ET2600GD」は、GPS受信機を搭載することで、カーナビを装着していない車両でも、単体で料金割引が利用可能。もちろん、聞き取りやすい音声で安全運転支援、渋滞回避支援といった「ETC2.0」の情報提供サービスが受けられます。

 

上記の渋滞などを迂回した際の料金優遇などのほか、現時点では、首都高速を避けて、圏央道や新湘南バイパスを利用した場合に適用されるETC2.0搭載車限定の料金割引サービスが受けられます。

また、高速道路上に設置されたITSスポットと呼ばれる路側機との通信により、最大1,000kmの広域交通情報を受信し、リアルタイムに前方の渋滞情報を音声で知らせる機能も搭載。

安全運転支援も充実しています。見通しの悪い合流地点での合流車両の音声案内、災害時や避難時の行動指示情報、停止車両、交通規制、事故多発地点やランプ部などのほか、サービスエリア、パーキングエリアの施設関連情報を音声で提供するサービスが2016年4月1日から開始されていて、同製品でこうしたサービスを受けることが可能です。

GPS付きETC2.0車載器「CY-ET2600GD」の価格はオープンですが、3月末時点の実勢価格は2万円前後となっています。

(塚田勝弘)

この記事の著者

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塚田勝弘

1997年3月 ステーションワゴン誌『アクティブビークル』、ミニバン専門誌『ミニバンFREX』の各編集部で編集に携わる。主にワゴン、ミニバン、SUVなどの新車記事を担当。2003年1月『ゲットナビ』編集部の乗り物記事担当。
車、カー用品、自転車などを担当。2005年4月独立し、フリーライター、エディターとして活動中。一般誌、自動車誌、WEB媒体などでミニバン、SUVの新車記事、ミニバンやSUVを使った「楽しみ方の提案」などの取材、執筆、編集を行っている。
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