マツダCX-5とフォルクスワーゲン・ティグアンの走りはどう違う?

また、デュアルクラッチトランスミッションの6速DSGも、極低速域でつながり感にほんのわずか気になる程度。目くじらを立てるほどではありません。

ティグアンで気になるのは、基本的には長めのサスペンションストロークを確保しながらも255/45R19タイヤのR-Lineはもちろん、235/55R18サイズを履くTSI Highlineでも街中では若干硬さの残る乗り味。

逆に高速域での直進安定性ではCX-5を上まわる印象を受けました。このあたりはフォルクスワーゲンに一日の長があるといえそうです。

一方のCX-5は、非常にスムーズなハンドリング、静粛性の高さが美点。乗り心地も先代から感じられる微少な突き上げやボディの揺れが抑制されているうえに、大きな段差を乗り越えた際の減衰、そしてボディの剛性感も高まっているのが感じられます。

これはあくまで好みによると思いますが、タウンユースでは、CX-5の方が快適に感じる人が(とくに日本人では)多そう。

CX-5の動力性能は、以前お伝えしたように、2.0Lガソリンでも街中中心であれば(加速時の音が高まるものの)普通に走れる実力の持ち主で、遅くて困るようなことはありません。155ps/196Nmというスペックどおりの力感があります。

先述したように、ティグアンは150ps/250Nmという数字以上にパワーがあり、もちろんトルク感もありますから、ガソリン同士の比較では、CX-5の2.5L(190ps/251Nm)に近いかな、といったところ。なお、カタログ燃費はCX-5(2.5L/2WD)が14.8km/L、ティグアンは16.3km/L。

上記のガソリン同士で比較すると、CX-5の(2.5L/2WD)が298万6200円、ティグアン(1.4L/2WD)が360万円〜463万2000円と価格差が大きく、直接のライバルになりにくいですが、CX-5のバリューフォーマネーが際立って高く感じます。

(文/塚田勝弘 写真/中里慎一郎、小林和久)

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この記事の著者

塚田勝弘 近影

塚田勝弘

1997年3月 ステーションワゴン誌『アクティブビークル』、ミニバン専門誌『ミニバンFREX』の各編集部で編集に携わる。主にワゴン、ミニバン、SUVなどの新車記事を担当。2003年1月『ゲットナビ』編集部の乗り物記事担当。
車、カー用品、自転車などを担当。2005年4月独立し、フリーライター、エディターとして活動中。一般誌、自動車誌、WEB媒体などでミニバン、SUVの新車記事、ミニバンやSUVを使った「楽しみ方の提案」などの取材、執筆、編集を行っている。
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