ダイハツ・タントが予防安全アセスメントで最高評価の「ASV++」を獲得

国土交通省と同省の所管である自動車事故対策機構(NASVA)が実施している「2016年度JNCAP予防安全性能アセスメント」。タント/タント スローパー/タント ウェルカムシートがダイハツ初の最高評価「ASV++(ダブルプラス)」を獲得しました。

同アセスメントは2014年度より開始され、対車両の「被害軽減ブレーキ」、「車線はみ出し警報(LDWS)」、「後方視界情報(バックモニターなど)」に加えて、2016年からは対歩行者の「被害軽減ブレーキ」が追加され、4つの装備に対して試験(評価)されるもの。

評価点は71点満点で、各評価の合計点が2点超の場合に先進安全車「ASV」、12点超の場合は先進安全車「ASV+」、さらに46点超の場合は「ASV++」に認定されます。

ダイハツの軽乗用車では、「スマートアシストⅡ」を搭載するムーヴ、キャストが2015年度評価で「ASV+」の認定を受けていて、今回の2016年度評価における「ASV++」は、ダイハツではタントが初めての認定(71点中56.2点)。

「ASV++」を獲得したダイハツ・タントの価格帯は、1,285,200円(タントX SAⅡ/2WD)から。同社では、こうした安全装備も低価格で実現することで、数多くのユーザーが選べるようにしていくとしています。

国交省が義務化も検討しているという噂もありますが、軽自動車も含めたすべての車両に、先進安全装備が充実化されるのはユーザーとして大歓迎です。

(塚田勝弘)

この記事の著者

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塚田勝弘

1997年3月 ステーションワゴン誌『アクティブビークル』、ミニバン専門誌『ミニバンFREX』の各編集部で編集に携わる。主にワゴン、ミニバン、SUVなどの新車記事を担当。2003年1月『ゲットナビ』編集部の乗り物記事担当。
車、カー用品、自転車などを担当。2005年4月独立し、フリーライター、エディターとして活動中。一般誌、自動車誌、WEB媒体などでミニバン、SUVの新車記事、ミニバンやSUVを使った「楽しみ方の提案」などの取材、執筆、編集を行っている。
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