4月1日付けでカルロス・ゴーン氏に代わり、日産自動車(以下日産)の次期社長に就任することになった西川廣人(サイカワ ヒロト)氏が3月7日、ジュネーブモーターショーのプレスデーに行われた共同通信などのインタビューに応じ、今後の経営方針を明らかにしたそうです。
報道によると、西川氏は「収益性を落とさずに市場シェアを伸ばすことで将来的に全世界でシェア8%を達成、700万台超の販売を目指す」と述べたそうです。昨年の販売台数は約560万台ですが、ブランド価値を高めることで販売規模拡大を図る方針を示唆。
トヨタ自動車との販売規模の格差についても触れたそうで、日産としては資本提携した三菱自動車との協力関係を強化することで、国内や東南アジア、中東地域での販売を伸ばす方針のようです。
一方、トヨタ自動車もスズキとの業務提携に向けて動いており、スズキが強いインド市場での販売を拡大させる方針に出るとみられ、今後は米国との自動車摩擦や、VWの復調もあり、中国に加え、アジア市場での販売拡大が進むものと予想されます。
(Avanti Yasunori・画像:日産自動車)
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