■スバル・レヴォーグ
輸入車ステーションンワゴンに押され気味ですが、国産メーカーにも実力派のモデルは存在します。まずはスバル・レヴォーグです。日本にステーションワゴンブームを起こしたレガシィツーリングワゴンをルーツとするレヴォーグは2014年4月に登場しました。
ラゲージ容量は5人乗車時で522Lを確保し、さらにフロア下の大型のサブトランクは最大33Lの容量を誇ります。6:4分割可倒式のリアシートを倒せば、荷室のフロア長は1632mmとなり、長尺モノも搭載可能となります。
エンジンは1.6L水平対向4気筒ターボと2L水平対向4気筒ターボの2種類で、全車ミッションはCVTが組み合わされ、ワークスブランドSTIのパーツを装着したスポーティグレードを設定しているのが特徴です。安全装備のアイサイトVer.3を全モデルで標準装備したレヴォーグの車両本体価格は277万5600円~394万2000円となっています。
■ホンダ・シャトル
2015年4月に登場したホンダ・シャトルはコンパクトカーの人気モデルフィットをベースとしたステーションンワゴン。ホンダ独自のセンタータンクレイアウトを採用し、全長4.4mのボディながら広い室内空間、大きな荷室を実現しています。
ラゲージ容量は5人乗車時で570L、6:4分割可倒式のリアシートを倒せば、最大荷室長は約184cm。最大容量1141Lの大きな空間が出現します。大きな荷物も積みやすいように、地上から荷室の開口部まで54cmと低く設定されているのが特徴です。
搭載されるパワーユニットは1.5L直4エンジンと1.5L直4ガソリンエンジン+モーターを組み合わせたスポーツハイブリッドi-DCDと呼ばれるシステムです。JC08モード燃費はガソリン車が21.8km/L、ハイブリッド車が34.0km/L(ともに2WD車)を実現しています。車両本体価格は169万5000円~255万7000円で、ハイブリッド車にも4WDを用意しています。
(萩原文博)