タイヤは天然ゴム、合成ゴムの原材料費がじつに約半数を占めていて、原材料費の高騰は収益性を大きく直撃し、コスト削減などの努力を重ねても原材料費高騰が続けばタイヤの値上げに踏み切るしかありません。なお、日本グッドイヤーでは、コスト削減などによりすぐには値上げしない(日本向けは)と表明しています。
今のところ(3月6日現在)、ブリヂストンや日本ミシュランタイヤ、住友ゴム、東洋タイヤなど他メーカーから値上げの発表はされていませんが、原材料費高騰が続くようでしたら値上げされる可能性もありそうです。
3月に入り、スタッドレスタイヤから夏タイヤ、あるいはグッドイヤーの「ベクター フォーシーズンズ」に代表されるオールシーズンタイヤの購入をお考えなら、3月末までに買っておく手もアリかもしれません。もちろん、まだ使える状態なら慌てる必要はないでしょう。買い置きは保管の問題もありますので、あまりオススメはできません。
(塚田勝弘)
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