JR高速バスの新ドリーム号はDREAM Relier(ルリエ)とAKB48の横山由依が発表

1969年に日本初の夜行バスとして登場した当時の国鉄バス「ドリーム号」は今年で48年、まもなく50周年を迎えます。

オリンピックも目前に控えて新しいドリーム号が誕生しました。新しい名前はDREAM Relier(ルリエ)です。アンバサダーでCMキャラクターは、夢を追いかけてドリーム号で京都から上京していた横山由依さんです。

Relier=ルリエとはフランス語で結ぶ、縁をつなぐという意味だそうです。まさに夢をつないでほしいという意図です。

選考にも参加した横山由依さんの由依という名前は、両親から人と人を結うという願いからの名付けだそうで、その新名称を選ぶときに横山さんもこれだ、と思ったそうです。

ボディカラーはパールホワイト、サイドには金色の筆記体で優しさを表現し、以前からのシンボルであるツバメと並んで飛んでいます。

前方には2列シートのプレシャスクラスが4席、後方には1+2列シートのアドバンスクラスが14席、全席パーテーションとカーテンで個室感を出しています。

 

アドバンスクラスでもシートピッチは1m以上確保、iPad mini4を全席に設置、dマガジンやAbema TVなど見放題、フリーWiFi、コンセント、空気清浄機付きエアコンなどを装備しています。

そのシートに座りリクライニングさせた横山さんは、家のベッドよりも快適だとか。

横山さんはお母さんから教えてもらい、AKB48のドリーム号で京都から東京へ上京していたそうで、ダンスの振りの確認などのためイヤホンで音楽を聞いて時間を過ごしたり、京都駅に小学校からの友達が手紙をくれて、バスの中でそれを読んだ思い出があるとのこと。

横山さんの夢は?との質問には、「まだ夢を叶えきってない、追いかけている途中ですけど、AKB48を見て歌手になりたいと思い、AKB48に入って歌やお芝居をやっているのでそれを続けていきたいし、総監督として夢を持って入ってくる新しいメンバーの夢を叶えてあげたい。また48年も続くドリーム号のようにAKB48も長く続くようにしていきたい」と語ります。

さらに、「私もドリーム号で夢を叶えている最中、就職などいろんな夢を叶えるため上京する際そのバスの中で過ごした時間はかけがえのないものになると思うので、上京の際やいろんなところへ行くさいにはドリーム・ルリエを使ってほしい」と締めました。

料金はおよそ1万円〜1万8000円くらいで、東京-新大阪の新幹線のぞみ自由席の1万3620円とほぼ同じ価格帯。東京発、大阪発を1日1便ずつ、いずれも23時頃出発し、翌朝7時台に到着します。

お風呂には入れませんが、朝一から動くために前泊する代わりと思えばリーズナブルとも言えます。全国的に都心のホテルは部屋不足もあり、宿泊費も高騰してますからね。

ドリーム・ルリエは、3月31日より就航します。

(文・写真:clicccar編集長 小林 和久)

この記事の著者

小林和久 近影

小林和久

子供の頃から自動車に興味を持ち、それを作る側になりたくて工学部に進み、某自動車部品メーカへの就職を決めかけていたのに広い視野で車が見られなくなりそうだと思い辞退。他業界へ就職するも、働き出すと出身学部や理系や文系など関係ないと思い、出版社である三栄書房へ。
その後、硬め柔らかめ色々な自動車雑誌を(たらい回しに?)経たおかげで、広く(浅く?)車の知識が身に付くことに。2010年12月のクリッカー「創刊」より編集長を務めた。大きい、小さい、速い、遅いなど極端な車がホントは好き。
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