「だったら、お前がやれ!」─ 新型スイフトの軽量化物語とは!?

■超難題の提案に、「だったら、お前がやれ!」

スズキ・スイフトはグローバルカーとして販売されており、各国の内訳はインド55%、欧州17%、日本10%と、インドでの販売が過半数を占めています。日本では欧州で鍛えられたコンパクトカーという印象が強いですが、「走りは欧州、販売はインド」というスズキの戦略が伺えます。

3代目となる新型スイフトの最大の特徴は、先代比で約120kgの軽量化を達成するとともに、高剛性ボディを実現したことにあります。

実はこの軽量化の難問を提案した人こそ、新型スイフト・開発責任者の小堀CE(チーフエンジニア)ご本人でした。前職は先行開発の技術企画に籍を置き、「スイフトなら120kg軽くできます!」と提案した張本人なのですネ。 そしてこの大胆な企画に対し「だったら、お前がやれ!」と、本人に開発を任せるのですから、スズキの経営陣もなかなかだと思います。