ハイエースを超える!? NV350キャラバンにリーフのリチウムイオン技術搭載のグランピングカー公開

同モデルの特徴は、リーフの技術を活用した電動化が自慢。ただし、リチウムイオンバッテリーによる電力を駆動のために使うのではなく、快適なキャンプや車中泊に欠かせない電化製品を動かすという発想です。

今回のコンセプトカーでは、エアコン、LEDライト、IH調理器、電子レンジ、冷蔵庫、TVが架装例として提案。さらに、『いぬのきもちフェスタ』と『イヌリンピック』の協力により収集した愛犬家の声をもとに、ペットの快適さにこだわった「グランピングカー」というコンセプトも盛り込まれています。

バッテリーは残念ながら見えませんでしたが、前席後方のシート下に配置。さらにその後方にインバーターを搭載。総電圧は360V、定格出力は2.0kW、総電力は12kwh、充電(100V/50-60Hz)は約8時間で完了。なお、総電力量はリーフの半分となっています。

 

「バンコン」と呼ばれるキャンピングカーでは、NV350キャラバンをベースに仕立てたモデルも数多く出ていますが、トヨタ・ハイエースが圧倒的な強さを誇っています。

「NV350キャラバン リチウムイオンバッテリー搭載」モデルが、各ビルダーから仕立てられて市販された際は、高級キャンピングカーとしての位置づけになるでしょう。日産の電動化技術により、王者ハイエースの牙城を崩せるか注目です。

(文/写真 塚田勝弘)

この記事の著者

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塚田勝弘

1997年3月 ステーションワゴン誌『アクティブビークル』、ミニバン専門誌『ミニバンFREX』の各編集部で編集に携わる。主にワゴン、ミニバン、SUVなどの新車記事を担当。2003年1月『ゲットナビ』編集部の乗り物記事担当。
車、カー用品、自転車などを担当。2005年4月独立し、フリーライター、エディターとして活動中。一般誌、自動車誌、WEB媒体などでミニバン、SUVの新車記事、ミニバンやSUVを使った「楽しみ方の提案」などの取材、執筆、編集を行っている。
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