■デザイン本部長の要請に応えた開発本部長
ただ開発陣からの最終提案では、ボディとキャノピーのオープニングラインを詰め切ることができておらず、デザイン陣としても引くに引けない状況になったそうです。
最後はデザイン本部長から開発本部長に、美しいオープニングライン実現のために設計変更を要請。ここで開発本部長も、無理を承知で「やるか!」と決断したのですから素晴らしい!
デザイン陣とと開発陣の熱い熱い切磋琢磨から、シルエットもオープニングラインも開閉動作も、全てが美しいRFが誕生したのです。
最近ではクルマ造りの分業化が進み、個人の個性や判断は反映されにくいと言われていますが、さにあらず。あらためて新型ロードスターRFでは、「いいクルマは人の心意気が創る」ものであると強く認識しました。
RFはディーラーにも配備され始めましたから、是非ファストバック&オープンの贅沢体験をしてみてはいかがでしょうか?
(星崎 俊浩)
【関連リンク】
第546弾新型ロードスターRFのすべて (より深く知りたい方はこちらがオススメ)
http://www.sun-a.com/magazine/detail.php?pid=9341