ルノー・カングーベースのキャンピングカーが登場【ジャパン キャンピングカーショー2017】

愛知県にあるホワイトハウスは、ヴォクシーやステップワゴン、新型フリードなど乗用ミニバンのほか、ルノー・カングーをポップアップ仕様に仕立てた「KANGOO POP」を初披露。

ご存じのとおりカングーはフランスでは商用車ですが、日本では乗用ユースとして人気が高く、「ルノー カングー ジャンボリー」という山中湖のイベントでも多くの愛好家が集います。

「ルノー カングー ジャンボリー」に出展したら大きな注目を集めそうな「KANGOO POP」は、1880×1030mmのポップアップルーフ内に大人2人が就寝可能。ポップアップルーフは、ベースとなる安全強化台、実際に持ち上がる軽量化ルーフトップの2ピース構造が採用されています。

高い強度と安全性、耐久性と防水性を備えているほか、走行時にはルーフトップに直接風が当たらない構造になっており、静粛性に優れるという利点もあるそうです。内部には2段階調光式のLED照明が配されています。

また、マルチソファーベッドを展開することで、対座リビングや大人2人までが就寝できるベッド(1830mm×1130mm)に変身。さらに、マルチソファーベッドを取り外せばカングーの美点である大きな積載スペースも確保できます。

そのほか、横開き式のリヤゲートを開け放てばアウトギャレーの展開が可能で、オートキャンプなどで調理する際に重宝しそうです。装備ではエアヒーターやサブバッテリー、走行自動充電システム、室内照明、全窓プライバシーカーテンなどが設定されています。

ベースモデルは、「アクティフ(6MT)」、「ゼン(4AT/6MT/6速EDC)」を設定。価格帯は標準ルーフ仕様が293万3200円〜379万9600円。ポップアップルーフ仕様が317万800円〜457万7200円となっています。

(文/塚田勝弘、写真/塚田勝弘、ホワイトハウス)

この記事の著者

塚田勝弘 近影

塚田勝弘

1997年3月 ステーションワゴン誌『アクティブビークル』、ミニバン専門誌『ミニバンFREX』の各編集部で編集に携わる。主にワゴン、ミニバン、SUVなどの新車記事を担当。2003年1月『ゲットナビ』編集部の乗り物記事担当。
車、カー用品、自転車などを担当。2005年4月独立し、フリーライター、エディターとして活動中。一般誌、自動車誌、WEB媒体などでミニバン、SUVの新車記事、ミニバンやSUVを使った「楽しみ方の提案」などの取材、執筆、編集を行っている。
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