愛知県にあるホワイトハウスは、ヴォクシーやステップワゴン、新型フリードなど乗用ミニバンのほか、ルノー・カングーをポップアップ仕様に仕立てた「KANGOO POP」を初披露。
ご存じのとおりカングーはフランスでは商用車ですが、日本では乗用ユースとして人気が高く、「ルノー カングー ジャンボリー」という山中湖のイベントでも多くの愛好家が集います。
「ルノー カングー ジャンボリー」に出展したら大きな注目を集めそうな「KANGOO POP」は、1880×1030mmのポップアップルーフ内に大人2人が就寝可能。ポップアップルーフは、ベースとなる安全強化台、実際に持ち上がる軽量化ルーフトップの2ピース構造が採用されています。
高い強度と安全性、耐久性と防水性を備えているほか、走行時にはルーフトップに直接風が当たらない構造になっており、静粛性に優れるという利点もあるそうです。内部には2段階調光式のLED照明が配されています。
また、マルチソファーベッドを展開することで、対座リビングや大人2人までが就寝できるベッド(1830mm×1130mm)に変身。さらに、マルチソファーベッドを取り外せばカングーの美点である大きな積載スペースも確保できます。
そのほか、横開き式のリヤゲートを開け放てばアウトギャレーの展開が可能で、オートキャンプなどで調理する際に重宝しそうです。装備ではエアヒーターやサブバッテリー、走行自動充電システム、室内照明、全窓プライバシーカーテンなどが設定されています。
ベースモデルは、「アクティフ(6MT)」、「ゼン(4AT/6MT/6速EDC)」を設定。価格帯は標準ルーフ仕様が293万3200円〜379万9600円。ポップアップルーフ仕様が317万800円〜457万7200円となっています。
(文/塚田勝弘、写真/塚田勝弘、ホワイトハウス)