「ワイヤレス給電」でEVを満充電に。IHIが2019年までに実用化か?

近年、バッテリーの性能向上や充電時間短縮化が進み、EV普及拡大の足かせとなっていた課題が克服されつつあることから、欧米の自動車各社をはじめ、これまでHVやPHV、FCVを主軸にしてきたトヨタ自動車もEV開発を本格化させています。

IHI_Wireless_Charging

そうしたなか、重工業大手のIHIが充電作業の簡便化を目的に、自宅などで駐車中に自動的に充電が可能な「非接触給電システム」の実用化を急いでいるようです。

これまでもお伝えしてきたとおり、 同システムは「ワイヤレス充電」とも呼ばれており、1880年にニコラ・テスラが発見した電磁誘導の原理がベースになっています。

その代表的なシステムには、2006年に米ベンチャー企業「ワイトリシティ社」が開発した「磁界共鳴方式」と、日本の「ビー・アンド・プラス社」が開発した「電磁誘導方式」がの2つが挙げられます。

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Avanti Yasunori

大手自動車会社で人生長きに渡って自動車開発に携わった後、2011年5月から「clicccar」で新車に関する話題や速報を中心に執筆をスタート、現在に至る。幼少の頃から根っからの車好きで、免許取得後10台以上の車を乗り継ぐが、中でもソレックスキャブ搭載のヤマハ製2T‐Gエンジンを積むTA22型「セリカ 1600GTV」は、色々と手を入れていたこともあり、思い出深い一台となっている。
趣味は楽器演奏で、エレキギターやアンプ、エフェクター等の収集癖を持つ。
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