■BMW i3
BMWといえば、走る愉しみを堪能できる輸入車ブランドです。走る愉しみはそのままにパワートレインにモーターを搭載したのがBMW i3です。i3のキャビン素材にはCFRPと呼ばれる頑丈で、超軽量なカーボン・ファイバー強化樹脂を世界で初めて量産車として採用しました。
BMW i3は2016年9月にマイナーチェンジを行い、大容量バッテリーを搭載しました。その結果、100%EVは従来モデルから約70%アップした航続走行距離390kmを実現しています。加えレンジエクステンダーという発電用のエンジンを搭載しているモデルは、東京~大阪間の走行距離に相当する511kmの航続走行距離を実現しました。3タイプのインテリアデザインが設定された i3の価格は499万円~607万円です。
■テスラ モデルX
元々自動車メーカーではない会社が製造した異色のEVがテスラです。まるでタブレットのようなモニターがインパネに装着されるなど先進性は抜群です。
2016年にはSUVタイプのEV、モデルXが登場しました。ファルコンウィングと呼ばれる上方に開くリアドアが特徴で、両サイドに30cmしかない場所でも開閉可能です。2列シートの5人乗りを基本に、オプションで3列シート6人もしくは7人乗りを選ぶこともできます。
航続走行距離は搭載するバッテリーの容量で変わり、最も小さい75kWhで最大約417km。最も大きな100kWh搭載車は、最大約542kmの走行距離と最高時速250kmを実現しています。モデルXの価格は1067万円~1649万2000円。現在最も目立つことのできるSUVであるのは間違いないでしょう。
(萩原文博)