内装向けでは、「DNP調光ブラインドシェード 電子シェード」と命名されたサンシェードは、手動もしくは電動で透明、遮蔽を素早く切り替えることが可能な次世代サンシェード。そのほか、クリーンコーティング技術で光を制御する「光制御フィルム」、内装向けで成形と意匠の自由度が高い「加飾フィルム」などを披露。
クルマの生産工程に寄与する技術としては「DNP粘着フィルム」があり、たとえば接合が難しいとされるCFRPとスチールなど、異種材料でも強力な接着が可能なタイプを紹介していました。ほかにも、金属とオレフィン系樹脂との接着に強みをもつ「DNP熱溶着フィルム」などもあります。
こうした技術展で紹介されている技術には、すでにクルマに採用されているもの、今後採用されると思われる参考出品もあります。DNPは主に、クルマのフィルムや内装、工程に強みがあり、ユーザーインターフェイスなどに還元されます。
(文/写真 塚田勝弘)