多彩な「フィルム」でクルマを変える大日本印刷の技術 【オートモーティブ ワールド2017】

内装向けでは、「DNP調光ブラインドシェード 電子シェード」と命名されたサンシェードは、手動もしくは電動で透明、遮蔽を素早く切り替えることが可能な次世代サンシェード。そのほか、クリーンコーティング技術で光を制御する「光制御フィルム」、内装向けで成形と意匠の自由度が高い「加飾フィルム」などを披露。

dnp_0

クルマの生産工程に寄与する技術としては「DNP粘着フィルム」があり、たとえば接合が難しいとされるCFRPとスチールなど、異種材料でも強力な接着が可能なタイプを紹介していました。ほかにも、金属とオレフィン系樹脂との接着に強みをもつ「DNP熱溶着フィルム」などもあります。

dnp_14 dnp_3

こうした技術展で紹介されている技術には、すでにクルマに採用されているもの、今後採用されると思われる参考出品もあります。DNPは主に、クルマのフィルムや内装、工程に強みがあり、ユーザーインターフェイスなどに還元されます。

(文/写真 塚田勝弘)

 

この記事の著者

塚田勝弘 近影

塚田勝弘

1997年3月 ステーションワゴン誌『アクティブビークル』、ミニバン専門誌『ミニバンFREX』の各編集部で編集に携わる。主にワゴン、ミニバン、SUVなどの新車記事を担当。2003年1月『ゲットナビ』編集部の乗り物記事担当。
車、カー用品、自転車などを担当。2005年4月独立し、フリーライター、エディターとして活動中。一般誌、自動車誌、WEB媒体などでミニバン、SUVの新車記事、ミニバンやSUVを使った「楽しみ方の提案」などの取材、執筆、編集を行っている。
続きを見る
閉じる