【東京オートサロン2017】見るからに正体不明。どことなくアメリカンなSUVのベース車両はまさかの…

東京オートサロンの会場内を歩いていると、時々見かけるんですよね正体不明のクルマを。この「VEZEL GEAR」もそんな1台。

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最初見かけたときは日本に正規輸入されていないアメ車だと勘違いして、そのまま通り過ぎそうになってしまったほど。だけどよく見ると、年に1度はアルバム本の製作で本国だけでなく世界中の仕向け地向けも含めてすべてのアメ車をチェックする僕にも見たことがないクルマです。

そもそもフロント周辺からして見たことのないデザイン。車体側面の樹脂製パーツも違和感がなく、車両後部はリヤウインドウのないオープン状態で遊び心満点ですね。そしてテールゲートは横開き式!!

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このクルマの正体、実はホンダ・ヴェゼルです。よく見ると車名に「VEZEL」って書いてあるじゃないですか。大事なことなのでもう一度書きますが、普通のヴェゼルとは顔もテールもぜんぜん違いますけどね。

何度も接している「ヴェゼル」なのに見抜けなかった理由はひとつ。大胆なモデファイにもかかわらずまったくの違和感がなく、まるでノーマル車のようなまとまりのよさだったからに他なりません。このまま新車として売っていても、まったくおかしくない完成度です。

出展者である「N Lab.」とは、ホンダの純正用品を開発するホンダアクセス「Modulo」でもおなじみですね。「VEZEL GEAR」はそんなホンダアクセス社の社員有志活動で作られたカスタマイズカーなのです。なるほど、完成度の高さにも納得ですよ。

(工藤貴宏)

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この記事の著者

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工藤貴宏

1976年長野県生まれ。自動車雑誌編集部や編集プロダクションを経てフリーの自動車ライターとして独立。新車紹介、使い勝手やバイヤーズガイドを中心に雑誌やWEBに執筆している。現在の愛車はルノー・ルーテシアR.S.トロフィーとディーゼルエンジンのマツダCX-5。
AJAJ(日本自動車ジャーナリスト協会)会員。
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