日本経済新聞が、毎年恒例の「経営者が選ぶ有望銘柄」を紙面で発表しました。
上場企業社長20名のアンケートから有望株ランキングの首位に選ばれたのは、トヨタ自動車(以下トヨタ)。2位は信越化学工業、3位に伊藤忠商事、4位にソニーがそれぞれランクインしており、1位と2位は4年連続で同銘柄が占める結果となっています。
首位となったトヨタは「円安進行で恩恵を受ける輸出関連株の筆頭企業」、2位の信越化学工業は「半導体ウエハーなど高収益製品を複数抱えており、優れた技術と基盤に基づく競争力のある企業」としてそれぞれ人気が高いようです。
また3位の伊藤忠商事も「非資源ビジネスで安定感の有る企業」として、昨年に続くポジションを維持。4位のソニーは、構造改革で業績が回復したことを受け、昨年の43位から急上昇しており、「VR(仮想現実)を軸としたエンターテインメント産業の中核」との評価を得ているようです。
一方、新年早々には、次期米大統領に就任予定のトランプ氏が自身のツイッター上で、無関税で米国に輸出できることや、人件費の安さを理由にトヨタがメキシコに開設予定の新工場で「カローラ」を生産し、米国への輸出を予定しているとして、「有り得ない!米国で生産するか、高関税を払え」と名指しでつぶやくなど、自動車業界にとって慌しいムードの中でスタート。
トランプ大統領就任を皮切りに、波乱に富んだ一年となることが予想され、今後の株価の動きを含め、代表的な経営者の見方が注目されます。
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