2016年は「クルマを持つ」ことについて考えさせられる年でした。
ご存じの通り、自動運転の到来を予感させるモデルが続々と登場しました。また、レンタカーやカーシェアリングの普及も進んでいます。5月には京都府京丹後市で、タクシーとは異なり、一般の運転手が有料で客を同乗させる配車サービス「Uber(ウーバー)」が事業を始めたことも話題となりました。
そして、2016年後半には高齢ドライバーの手による凄惨な事故が取り上げられ、免許制度の変更や運転免許の自主返納への関心が高まりました。
それらが話題に上がる度にワタクシは思いを馳せるのです。
「果たして、自分はあと何台のクルマに乗れるのか?」
つまり、クルマ好き生涯の最期を……
先述したように、いまでは必要な時と場合に応じたクルマを誰でも気軽に使える環境が整ってきています。しかも、それらはメンテナンスフリーなうえに、ガソリン代や駐車場の心配もいらない。おまけに「便利」と評判のクルマがずらり。
となると、所有するコストをあえて負うのなら、それらで味わえない個性が欲しいところです。
そこで、「CCOTY(クリッカー・オブ・ザ・イヤー)」では、一切合財の面倒事を負っても構わないと思えるモデルを選びました。
[投票車種および点数]
10点:BMW M2
6点:ポルシェ 718ケイマン
3点:ボルボ XC90
1点:ルノー トゥインゴ