【クリッカーオブザイヤー2016】プジョー308 BlueHDiは現在のCセグメントの中で最も気になる1台

また、2011年生まれのプジョー508もディーゼルエンジンの完成度の高さはもちろん、ステーションワゴンのSWなら広大な荷室があり、ディーゼルとのマッチングもピッタリ。C4同様に、走りのクオリティという面ではやや古さを感じさせるのは、仕方ないところでしょう。

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欧州Cセグメントのプジョー308に設定されたBlueHDiは、VWゴルフと比べてもまったく遜色なく、ディーゼルならではの利点を加点すればロングツアラーとしての性能は上。

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ハンドリング、乗り心地、動力性能、そして軽油で済むランニングコストすべてが高い次元にあり、それが1.6Lディーゼル仕様でも十分に享受できるのが素晴らしい点です。インパネの造形や操作性も新世代に移行していて、新しさは確かに感じさせます。299万円〜という価格設定はC4ディーゼルの279万円ほどのインパクトはありませんが、20万円分の価値は十分にあります。

(文/塚田勝弘 写真/前田惠介、小林和久、塚田勝弘)

この記事の著者

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塚田勝弘

1997年3月 ステーションワゴン誌『アクティブビークル』、ミニバン専門誌『ミニバンFREX』の各編集部で編集に携わる。主にワゴン、ミニバン、SUVなどの新車記事を担当。2003年1月『ゲットナビ』編集部の乗り物記事担当。
車、カー用品、自転車などを担当。2005年4月独立し、フリーライター、エディターとして活動中。一般誌、自動車誌、WEB媒体などでミニバン、SUVの新車記事、ミニバンやSUVを使った「楽しみ方の提案」などの取材、執筆、編集を行っている。
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