前年12月1日~当年11月31日に発表・発売された車の中から、選考委員(clicccar執筆陣)と、読者からの投票を総合して「年グルマ」を決める恒例のイベント、「CCOTY(クリッカー・オブ・ザ・イヤー)」。
今回ノミネートされた55台(上画像)の中から、持ち点20点のうち1位に10点、残りの10点を5番目までに配点できるレギュレーションに沿って、「先代モデルからの進化度」を基準に、以下のように点数を投じさせて頂きました。
1位 トヨタ プリウス 10点
2位 スバル インプレッサ 6点
3位 メルセデスベンツ Eクラス 4点
ともすると、選考期間終盤に発売されたモデルの印象が強くなりがちですが、総合的に判断して「トヨタ プリウス」が進化度で最も突出していると判断しました。
昨年12月9日に発売された4代目プリウスは、最大熱効率40%を実現した1.8Lエンジンを搭載、他社で燃費不正が取り沙汰されるなか、低燃費で定評のある3代目プリウスから更に25%アップとなる世界トップクラスの燃費(40.8km/L)を実現しています。
クルマづくりの構造改革・TNGA(Toyota New Global Architecture)の導入第1号車として、リヤサスペンションにダブルウィッシュボーンタイプを採用。
操縦安定性や乗り心地を大幅に向上させており、安全面では歩行者検知機能付プリクラッシュセーフティ、全車速追従機能付のレーダークルーズコントロールをはじめ、4つの先進安全機能をセットにした衝突回避支援パッケージ「Toyota Safety Sense P」を売れ筋の「A」、「Aプレミアム」グレードに標準装備。
その他にもバイ・ビーム(Bi‐Beam)LED式ヘッドランプや、スマートエントリー&スタートシステムを全車標準装備としながらも、車両価格が242.9万円‐339.4万円(先代は223.2万円‐343.5万円)に抑えられています。
これらの数々の商品性向上が功を奏し、国内における販売台数は上期(1‐6月)に累計14.2万台(月2.4万台ペース)を販売、11月末までの販売が23.5万台に達するなど、年間平均で2万台以上の販売につながっています。