一方、値落ちが目立つのがハイブリッド専用車のトヨタアクアとホンダフィット。両モデルともこの2016年は目立ったトピックスがありませんでした。これが影響してか、アクアが146万から133万円、フィットが152万から139万円とコンパクトカーの中では13万円という大幅な値落ち幅を記録。
この値落ちによって一段と購入しやすくなったといえるでしょう。
そして年内に新型が登場するというウワサのスズキスイフトは、107万から102万円で5万円の値落ち。さらに年明けにハイブリッド車を追加するマイナーチェンジを行う予定のトヨタヴィッツは年間で100万から94万円と6万円の値落ちと、現在のところ標準的な動きですが、来年には大きな動きがありそうです。
2016年の国産コンパクトカーは元々価格の高いハイブリッド車を設定するホンダフィットとハイブリッド車専用車のトヨタアクアが大きく値落ちし、買いやすくなったと言えます。もしかすると、ハイブリッド車の人気に陰りが出始めたのでしょうか。
(萩原文博)