唐突ですが、プジョー2008GT Lineにはオールシーズンタイヤが装着されています。
それだけでこのクルマのかなりがわかる気がします。
コンパクトSUVまたはクロスオーバーと言われるプジョー2008のカテゴリーは、日常的には都会で生活するのにちょうどいいサイズ、コンパクトなボディに小気味良い走りを持つ。
そして、週末にはスポーツやレジャーのためにアウトドアへと出かける。
もちろん、どんな車種でも、セダンだってクーペだってミニバンだってオープンカーだって、いまどきのクルマならほとんどの場所に出かけるのが難しいということはないはず。
だけど、そのシーンにおいてしっくりとくるか、似合っているか、またはそれ以前にその場所へ行く気にさせてくれるか、といえば意外に絞り込まれるんじゃないでしょうか。
そういった意味で、プジョー2008は都会からアウトドアまでどこにでも行きたくなるのが現れているクルマといえます。
それが、アスファルトの高速道路からちょっとした雪道やぬかるみでも難なくこなすオールシーズンタイヤ(グッドイヤーVector 4Seasons Hybrid)が標準装着されていることで、プジョー2008GT Lineの立ち位置が明確になっていると思えるのです。
そうした2面性を併せ持つ2008GT Lineですが、さらにそのキャラがわかりやすくなるのがGRIPコントロールです。
ダイヤルセレクターによって走行モードを選択。出力とブレーキを制御して、駆動輪を最適にグリップさせます。ノーマル、スノー、サンド、マッド、ESC解除の5つのモードが用意されます。
オールシーズンタイヤとグリップコントロールにより、雪道でもぬかるんだ道でも、よりスムーズに安全に走行することができるだけでなく、安心してレジャーに出掛ける気にさせることになります。