ノーブレーキ! アクセルだけで競うノートe-POWERを使ったワンペダルジムカーナ大会でわかったこと

クリッカー読者の皆さんコニャニャチハ。自動車関連ライターしております諸星陽一と申します。クリッカー初登場で、いただいたお仕事は日産のシリーズハイブリッドモデル、ノート e-POWERを使ってのワンペダルジムカーナ大会の体験取材でありました。

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ワンペダルジムカーナってなんじゃい? と思う方も多いでしょう。

じつはノートeパワーは、走行モードによってはブレーキペダルを操作しなくて、アクセルペダルをゆるめることで完全停止まで減速する仕様となっています。それを利用してジムカーナ大会をやっちゃおう……という広報部の思いつき企画なのです。

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ノーマル、S、ECOと3つのモードがあるノートeパワーですが、1ペダルジムカーナに適しているのはSモード。加速が強く、アクセルオフ時の減速も強い。完熟歩行プラス練習走行4本、本番2本というルールもムチャゆるゆるの1ペダルジムカーナ。

ただ、ワンペダルっていう枕詞が付いているだけあって、ブレーキを使うのは御法度。フットブレーキを踏むとルーフ上の青いパトランプが回ってばれちゃう仕組みで、回ると5秒加算。パイロンタッチは2秒加算。ミスコースは失格というルール。

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さーて、走ってみるとこれが超の付く難しさ。どれくらいアクセルをゆるめればどれくらい速度が落ちるのかを見きわめるのが難しい。さらにクリッカーチームはジムカーナ→公道試乗というスケジュール。

先に公道試乗ができればそれだけクルマの特性がつかみやすいだろ! と言い訳ばかりしてみる。

この記事の著者

諸星陽一 近影

諸星陽一

1963年東京生まれ。23歳で自動車雑誌の編集部員となるが、その後すぐにフリーランスに転身。29歳より7年間、自費で富士フレッシュマンレース(サバンナRX-7・FC3Sクラス)に参戦。
乗って、感じて、撮って、書くことを基本に自分の意見や理想も大事にするが、読者の立場も十分に考慮した評価を行うことをモットーとする。理想の車生活は、2柱リフトのあるガレージに、ロータス時代のスーパー7かサバンナRX-7(FC3S)とPHV、シティコミューター的EVの3台を持つことだが…。
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