大幅改良されたアヴェンタドールSは、スーパーカーの新基準となる!?

ハイパワー化されたアヴェンタドールSには様々な電子デバイスが搭載されています。

その中で、ランボルギーニの生産車初採用となった新四輪ステアリングシステムがあります。このシステムによって低速および中速域での俊敏性性が高まるとともに、高速時の安定性が向上しました。

そして新四輪ステアリングシステムに合わせて、修正を施した最新式のプッシュロッドおよびランボルギーニ磁気粘性サスペンションを搭載。

さらにこれらの電子デバイスを管理するランボルギーニ・ディナミカ・ヴェイコロ・アッティーヴァ(LDVA)制御ユニットを統合。これにより、全センサーからリアルタイムで車体動作関連情報を受信し、瞬時に稼働中のシステムにとって最適な設定を決定します。

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アヴェンタドールSにはトラクション(エンジン、ギアボックス、4WD)、ステアリング、サスペンションの挙動をドライバーの気分に応じて自由に選べる4種類のドライビングモードを用意しています。

日常使用に最適なストラーダ。スポルトはリアドライブならではのドライビング感覚を楽しみたいときに、コルサはサーキットでパフォーマンスを最大限発揮させたいときに最適なモードです。そして今回追加されたエゴは従来の3つの設定をベースにドライバーの好みに応じてカスタマイズ可能なモードです。

カーボンモノコック採用し、車両重量を1575kgに抑えたアヴェンタドールSは0-100km/h加速は2.9秒。最高速度350km/h以上というハイパフォーマンスを実現しています。日本に導入される日が待ち遠しいです。

(文・萩原文博、写真・ランボルギーニ・ジャパン)

この記事の著者

萩原 文博 近影

萩原 文博

車好きの家庭教師の影響で、中学生の時に車好きが開花。その後高校生になるとOPTIONと中古車情報誌を買い、免許証もないのに悪友と一緒にチューニングを妄想する日々を過ごしました。高校3年の受験直前に東京オートサロンを初体験。
そして大学在学中に読みふけった中古車情報誌の編集部にアルバイトとして働き業界デビュー。その後、10年会社員を務めて、2006年からフリーランスとなりました。元々編集者なので、車の魅力だけでなく、車に関する情報を伝えられるように日々活動しています!
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