パンダ・トレノに見る、「昭和のクルマ」の6つの特徴とは!?(その1)【等身大インプレ】

・ロッド式のアンテナ

また懐かしいのが、ラジオのアンテナです。当時は、運転席側のAピラー付近に備え付けられており、窓を開けて外に手を伸ばしてアンテナをにょきにょきと伸ばしていました。

アンテナを伸ばしたまま駐車していると、悪戯で折られたりして腹を立てたものでした。

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・スポーティイメージの象徴だったリトラクタブルヘッドライト

当時のクルマで最も特徴的なのが、リトラクタブルヘッドライトでしょう。AE86でも、固定式ライトのレビンに対して、トレノはリトラクタブルヘッドライトで個性を主張していました。

あの頃は各メーカーとも、スポーティなクルマでは軒並み採用していました。ホンダに至っては、セダンのアコードまでリトラクタブルでしたヨ。

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ライトをつけるとヘッドライトが立ち上がり、精悍なフロントマスクがカエルのようなファニーフェイスになるギャップが魅力的でした。運転席から立ち上がったライトユニットが見えるので、車両感覚も掴みやすいですネ。

ただリトラクタブルヘッドライトは、人身事故での傷害が大きいことや海外での常時点灯の規制等のために、惜しまれつつも絶滅してしまいました。