トヨタ自動車(以下トヨタ)が12月15日、ダイハツ、日野を含む年内の世界販売累計台数が1,000万台を超える状況であることを明らかにしました。
同社によると、2016年の世界販売台数は1,009万1千台(前年比1.0%減)程度になる見込みで、2017年の販売計画としては1,020万2千台(同1.0%増)を見込んでいるそうです。
昨年の世界販売は1,015万1千台(同0.8%減)と、2位のフォルクスワーゲン(以下VW)に22万台の差をつけ、4年連続で首位を維持していますが、今年に入って地震や関連工場の爆発事故が相次ぎ、都度操業停止に追い込まれる事態に……
しかし同社はその後、懸命に生産台数の挽回を図り、同社が10月末に発表した1‐9月の世界販売台数は752.9万台(前年同期比+0.4%)と、VWの760.9万台(同+2.4%)との差が8万台にまで縮小。
その一方、米国市場では、原油安を背景に大型トラックやSUVの人気が高まるなか、主力セダンの「カムリ」や「プリウス」などのHV系が苦戦しています。